———————————————————————— 競争社会の中、いつも遠回りな道を選んでいた チーターは、他の動物たちに笑われていた。 「そんな無駄なことをしてなんになる」 「早くゴールに辿り着くことこそ意味がある」と。 自分を嘲笑う他の動物たちに、 チーターは静かに問いかけた。 「無駄なことなんて一つもないさ。 遠回りと思える道にこそ本当の幸せがあるから。」 このチーターはかつて、 早く走ることに意味があると思っていた。 でもある日、 草原の真ん中でふと立ち止まって空を見上げると、 その空があまりにも美しく、 走ることだけに囚われていたチーターは、 その日を境に、走ることをやめた。 ゆっくりと遠回りした道には、穏やかな風が吹いて いて、足元にはこれまで気づかなかった綺麗で 鮮やかな花々が、気持ちよさそうに揺れている。 沢山の素敵な景色を見るようになったチーターは、 いつしか、幸せな色で彩られ、優しく穏やかな表情 へと変わっていった。 彼はもう急がない。 競争社会(背景の黒)の中、 チーターは赤いリボン(強い意志)を結び、 まっすぐ前を見てこう告げる。 「 遠回りが、いちばんの近道さ 」 急がず、焦ることもなく、自分のペースで堂々と 歩むチーターは、誰よりも光り輝いていて、 誰よりも大きな幸せで満たされていた。 ———————————————————————— ・タイトル「 遠回りが一番の近道 」 ・A4サイズ (210mm×297mm) 凹凸感のある厚紙水彩紙を使用。 ・作者｜画家 松坂優里 (出品主本人) 裏に日付け、タイトル、サイン入り。 ・ご自宅やオフィス、店頭に飾ったり、 贈り物として、是非ご活用ください。 ・画像の額縁はイメージです。作品に 　合う額縁に額装して発送いたします。 ・コメント無しでもご購入が可能です。 ・端末で色味が異なる場合があります。 ・７日以内に発送させていただきます。 ・心を込めて、丁寧に梱包いたします。 〜 素敵なご縁お待ちしております 〜 ————————————————————————